先ほどちょうど本を読み終えた
『戦略プロフェッショナル』 著:三枝匡
読み始めた理由は、自分がコンサルタントという職業に興味を持ち、小説感覚でこの職業を理解したいなと思ったことである。
ストーリー自体は三枝さんの実体験に基づいたもので、少し古いが、とても面白かった。
コンサルタント会社でインターンをしたりと、ある程度職業についても理解しているつもりであったが、コンサルタントとい職業でも、しっかりと実務をできるかというのはとても大切であるということを感じた。
戦略をたてるだけでも簡単とは言わないが、それを実際に実行にまで移し、結果につなげるということは一筋縄ではいかないことであり、インターン時にも実際に行動に移すことで、問題発生ということもよくあった。
著者の意見として、VC自体が日本ではあまり育っていないと書いてあったが、それは変わってきていると思える。実際に起業した人が、今はサポートする側に回ってきていて、育てる側もしっかり築かれ始めている。
著者のいう日本のビジネス社会の問題というのは、現在の東南アジアに言えることのような気がする。実際に自国でのVCはあまり目立っておらず、VCの東南アジアへの進出はこれからより多くなる気がする。
またインターネットの普及に応じて、貯蓄から投資へと移行しやすくなった今、ベンチャー企業への投資が個人でも進むことも考えられ、その分野での確固としたポジションを築ければ、リーディングカンパニーになれるだろう。